(読書)生きるための哲学
親との仲が悪かったときこそいちばん創造的であった
- ヘッセ
50代までは自殺願望があった
非行で親に諦められてから花咲いた
対人関係療法を打ち立てた心理療法家のローナ・スミス・ベンジャミンによれば、その人がもつ対人関係のパターンというのは、物(親や養育者)との関係を再現しているとされる。幼い頃にその人にとって重要だったパターンは、子ともの頃には生きていくうえで大事な意味をもったのだが、大人になって、それが無意味なところか、邪魔になったとしても続いてしまうのである。
つまり、その人はか って愛着した存在に対して、今も「忠誠」であり続けているのだ。ある意味、それは「愛情の賜」だとベンジャミンは述べる。今も、心の中にいる大切な存在に認められ愛されたいという願望があると考えるのである。