(映画)魔法でなにもかもうまく行くわけではない まほうのレシピ

魔女三人のお話。嫌いな人を呪ったり、願い事を叶えたり、魔法はなんでも実現する力があるようにみえる。けれど、魔法をかければかけるほどいろんなことがうまくいかなくなっていく。自分の思い通りに世界を動かすってなんておこがましいんだと改めて気づかされる。

 

魔法をつかうと失敗も多いし、悲しいこともイライラすることもある。けど、登場人物のみんなは過去をふりかえらない。「でもこんないいこともあったよ」「じゃあつぎどうする?」の言葉がいつも出てくる。友達が後悔していたら、共感ではなく前を向くように促す。感情を感じきって流す、が当たり前にできる生き方って素敵! 

 

主役の三人組は幼稚園児からの長い付き合い。ずっと友達でいるって素敵だけど、それで時にうまくいかなくなることもある。同じ関係が続くってことは、ずっと変わらない人間関係に縛られるということでもあるのかもしれない。

 

バージョン202では、味方だったはずのOCが敵になるというパラレルワールドの世界が展開。ハーブを育て、つつましいピアノ教師をしていたおばあちゃんは、こちらの世界では市長になっている。自分の力で街をまとめたい彼女にとって、ガールズたちの魔法は身勝手で驚異でしかない。どこの世界も、権力がある人が身勝手になる。権力争いって人と人とのバランスなんだなぁーなにごとも。


最後に。就職面接前に超ポジティブなママPの性格を手にいれたおばあちゃんを見て思ったこと。面接って気のもちようか。私もやっぱりしゃべり方がうまくなるようにトレーニングやりたい