(読書)ノンデュアリティがちょっとだけわかる本 私という夢から覚めてわたしを生きる

 

 

  1. 私が何かを感じているとき、「私」は、感じているものではなくなっている。それを見ている存在である。
  2. 本当の自分とは、生まれては死ぬ「体」でもなく、苦しみ悲しみを感じる「心」でもない。それがやってきては去っていく空間そのものである。すべては私であり、空である。
  3. 「私は眠い」ではなく「いま眠たさがある」にすると、自分のものではなくなる
  4. 私の周囲にあるものや、注意を特に引き付けるものや、なんだかわからないけど気になったり感情を動かされるものは、すべて私自身の影の投影である。気づいてもらいたくて注意をひいているのである。それが、私の世界に様々な苦しみや問題が現れる要因である。
  5. 人間関係も互いの投影である。誰かをすごい人だと思ったら、それは自分の中にあるのにまだ気づいていない部分である。これを忘れないようにしなければいけない。
  6. 死にたくなる時とは、いまの自分を超えた新しい自分に生まれ変わろうとする衝動が、魂の深いところから湧き出しているのに、それにどう対処すればよいかがわからないと起こる。生まれ変わりとは、思い込みを手放すことである。
  7. 不安が来たとき、それを抑圧するのは難しい。通常通り不安になってしまうのがやはり楽である。しかし、そこであえて、不安が来たことを受け止めてみる。そのやりかたの一つにロールプレイングがある。相手になりきってみる→自分になりきってみる→相手になりきってみる、、を繰り返す。
  8. 理想のパートナーに巡りあえば苦しみから解放されるという幻想は、世界と切り離された人として自分が居るからである。恋に落ちてパートナーができたとしても、そのことで不安がなくなるわけではない。それは、自分の本当の姿を思い出す魂の旅の出発点に過ぎない。自分の中にあってまだ光が当たっていないところを見せてくれるのにぴったりの相手を宇宙は与えてくれる。